議会報告

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2009年05月02日

過ちを改めるに憚ることなかれ

 4月21日に開催された総務財政委員協議会の記録が議長から全議員送付されました。異例なことです。4月21日の協議会では、梅原市長のタクシー券問題について集中審査を行っています。

 私が委員長を務める総務財政委員会では、昨年の12月17日に梅原市長に出席を求め、集中審査を行いました。ところが、3月30日に監査委員から出された随時監査結果報告は、委員会での市長答弁を否定するものであり、市長の虚偽答弁の疑いが明らかになりました。

 4月21日の総務財政委員協議会の記録を読んでみますと、タクシー券使用の事実関係を尋ねる質問に対して市長は、「記憶が不確かで、わかりかねる」、という答弁に終始しています。半年前のことも覚えていないとする不誠実な答弁です。

 しかし、今回の質疑で新たな事実も明らかになり、いくら市長がタクシー券の家族使用を否定しても、灰色というよりは限りなく黒であると印象付ける結果になりました。

 それにしても、この問題が明らかになった昨年秋の時点で、梅原市長は過ちを認めて謝罪することはできなかったのだろうか。市長が重要視する道徳教育においては、小学校3年生で「過ちは素直に改め、正直に明るい心で元気よく生活する」ことを学ぶことになっています。

2009年04月08日

議員協議会

 昨日と今日、梅原市長のタクシーチケット問題を議題とする議員協議会が開かれました。これは、3月30日に監査委員から随時監査結果報告が示されたことを受けて、急きょ開催されたものです。

 私も2巡目で質疑を行いました。1巡目が終わった段階でわが会派の持ち時間が2分12秒となってしまいましたので、ポイントのみ5点市長に質問しました。

 家族にタクシーチケットを譲渡したことがないかとの質問に対して、譲渡したことはないと断言しました。随時監査の結果などからすると、市長の家族がタクシーチケットを使用した可能性は高いと思われます。

 今後、今日の市長答弁と異なる事実が明らかになれば、市長の立場は一層苦しいものになります。

 それにしても、今日の市長は、「記憶にない」「記録がない」の答弁に終始しました。まったくもって不誠実です。とても納得できるものではありません。

2009年03月10日

連日の出番

 2月16日から始まった仙台市議会の第1回定例会は、連日、予算等審査特別委員会が開催されています。

 予算等審査特別委員会は、議員全員で構成し、一問一答式で質疑が行われます。この全体会方式は仙台市議会の特徴になっていますが、他の政令指定都市では、全体会方式と分科会方式は半々です。

 私はこの委員会の副委員長ですが、連日、委員長を代行し、委員会の議事を進めています。議員が質疑しやすいよう配慮し、公平な運営になるよう努めています。
 
 この予算等審査特別委員会は予備日を入れても残り4日となりましたが、委員長を補佐して職責を全うしてまいります。仙台市議会のホームページで議会中継が見れるはずです。どうぞ、覗いてみてください。

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2009年02月26日

一般質問

 現在開催されている第1回定例会で一般質問をしました。
 
 今回の質問は、産学官連携事業、外郭団体、自動販売機による歳入アップ、プロスポーツ球団への支援についてです。
 
 財政が厳しいといいながらも、㈱インテリジェント・コスモス研究機構の損失補填を行ったり、外郭団体への補助金を増額したりしています。
 
 一方で、歳入アップの取り組みが遅れている事例もあります。仙台市では、自動販売機の設置について、外郭団体等に対し極端に低い使用料で許可し、営業させています。特定団体への便宜供与を止め、大阪府などのように公募提案方式を行えば、数億円の歳入を確保すことも可能です。
 
 今回の一般質問は、責任追及、問題提起、提案を織り交ぜて行いました。一歩でも仙台市政を前進させるため、今後も取り上げていきます。

2008年12月13日

タクシーチケット問題

 12月3日から始まった第4回定例会、最大の話題は、梅原市長のタクシーチケット問題になっています。代表質疑はもちろん一般質問でも取り上げられています。

 監査委員の指摘や部下の忠告を無視してタクシーチケットの不適切な使用を繰り返し、問題発覚後には発言が二転三転、虚偽の発言までありました。梅原市長の行動・発言は批判されて当然です。

 今、百年に一度の金融危機・経済危機にあるといわれ、地域経済への影響が危惧されており、仙台市政においても、地域経済のことや市民生活について真剣に政策論議をすべきときにあります。そのようなときに、行政や議会のエネルギーが梅原市長の問題に注がざるを得ないのは極めて残念です。

 そして、何よりも市民の市政に対する信頼が損なわれたことが一番の問題です。

 今議会はこれから後半戦に入り、舞台は私が委員長を務めている総務財政委員会に移っていきます。市長に対する出席説明の要求が課題になると思います。市長が常任委員会に出席した事例がなく、また議会にはいろんな意見があるだけに、難しい局面が続きそうです。

2008年10月20日

不登校児童・生徒のための学校

 先日、会派で首都圏における調査を実施しました。その中のいくつかについて報告します。
 
 ひとつが、八王子市立高尾山学園です。高尾山学園は、不登校の児童・生徒のための学校として構造改革特区の認定を受け、平成16年4月に開校しました。不登校の児童・生徒だけを対象にしている学校は、全国でもここだけではないでしょうか。
 
 訪問した時点で小学生17名、中学生83名の合計100名が在籍していましたが、4月から13名増えており、毎年児童・生徒の3分の1は年度内の転入となっているようです。

 学校に行けない、行かない児童・生徒が対象ですから、登校することを最大の目標(出席率70%を目標)に掲げ、児童・生徒一人一人の実態に応じた教育活動を行い社会性の育成に努めているとのことでした。

 校長先生は検討段階からこの学校に携わってこられた方であり、先生から不登校問題について大変示唆に富んだお話をお聞きすることができました。

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    学園の方々と御一緒に


2008年10月15日

9月議会でも質疑

 報告が遅くなりましたが、第3回定例会(9月議会)でも質問をしました。
 いずれも決算等審査特別委員会ですが、会派の持ち時間の関係から二度質疑に立ちました。

 詳しくは後日報告しますが、質疑項目は次のとおりです。

 〇市立病院の決算と新病院構想について
 〇病院給食の安全確保について
 〇学校給食の残食について
 〇児童生徒の体力向上について
 〇不登校予防対策について
 〇教職員の不祥事について
 〇教育委員会の運営について

 最後の質問項目には、ついつい力が入ってしまいました。

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2008年09月13日

梅原市長入院

 梅原市長が、緊急入院したようだ。病名は、驚いたことに水疱瘡とのこと。

 急遽、16日に議会運営委員会が開催されることになりました。16日からの一般質問は市長欠席で行われる見通しです。

2008年08月25日

健全化判断比率

 9月議会(平成20年第3回定例会)の議案説明があり、財政の健全性に関する指標(健全化判断比率)が示されました。

 財政健全化法が施行されたことで、都道府県と市町村は平成19年度の決算から、この指標を算定し、公表することが義務付けられました。

 仙台市の健全化判断比率は各指標とも、レッドカード(財政再生基準)やイエローカード(早期健全化基準)に該当しておらず、まずまずの数字になりました。

 財政指標は経年的な変化を見ることが重要であり、当局に今後の見込みを確認する必要がありそうです。

2008年08月02日

総務財政委員会の視察

 猛暑のなか、総務財政委員会の視察に行ってきました。視察先は、神戸市、大阪市、姫路市で、連日35度を超える気温を記録している地域です。
 
 それぞれの視察先で、参考になる事例や興味ある事項を見聞してきましたが、ここでは、写真を撮ったところだけ紹介します。

 まずは、大阪市消防局です。本年4月にオープンした新庁舎は、地下1階、地上8階の免震構造を採用した最新の機能を備えた立派な施設です。
 消防職員が1,070人程度の仙台市と3,500人規模の大阪市とでは比較にならないのですが、大阪市消防局の「指令情報センター」はとてもビジュアルで、効率的な運用が可能なのでは。
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   大阪市消防局の司令情報センター


 次は、姫路城防災システムです。ご存じのように、姫路城は国宝であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。姫路市には、年間100万人の観光客と5億円の入場料収入をもたらしているとのこと。
 この姫路城を守っているのが防災システムです。スプリンクラーシステムや防災監視システム、24時間体制での有人警備などで、白鷺城とも呼ばれれる壮麗な建築物が守られているのです。
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     三国濠から見る姫路城

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 写真の装置は、「放水砲」といいます。高さ50メートルまで放水し、城全体を水で包み、火災から城を守ります。

2008年06月11日

6月議会が始まりました

 今日から6月議会です。

 所属委員会も新しくなり、常任委員会は「総務財政委員会」で、委員長に選任されました。

 調査特別委員会は「地球温暖化防止等調査特別委員会」です。なお、議会運営委員会にも引き続き所属することになりました。

 会期は6月26日までですが、17日には代表質疑をすることになっており、しばらくは準備に忙殺されそうです。

2008年02月26日

再々質問

 今日の一般質問は、やっているうちに段々と力が入りました。当局の答弁には納得できませんでしたので、再質問、再々質問までしました。
 
 質問は、①㈱東北ハンドレッドの経営問題、②仙台市のKGB(K:国民健康保険事業、G:下水道事業、B:病院事業)、③教育問題の大綱三点です。
  
 今、仙台市が行おうとしている小中学校の統廃合は、「一定規模」がキーワードになっています。学力を育む良い教育環境、イコール、一定規模の学校というものです。
 
 教育委員会の考えは単なる一般論ではないか。仙台市標準学力検査の結果と学校規模の相関関係を調べ、実証すべきではないかと詰め寄りました。

 答弁はとても納得できるものではありませんので、予算等審査特別委員会で再度、この問題を取り上げたいと思います。

2008年02月14日

予算議会が始まりました

 今日から平成20年第1回定例会です。会期は3月14日までと長丁場です。

 市長は、予算の記者発表の際に「都市ビジョンの具体化」を強調していたようですが、今日の施政方針演説では、都市ビジョンという言葉は1回しか出てきませんでした。

 平成20年度予算の特徴は、市税収入が減り、扶助費などの義務的経費が一段と増加していることです。年初めから株価が大幅に下落するなど、景気の減速感が生じているときだけに、市税収入の落ち込みは、仙台市財政の大きな懸念材料です。

 今議会の課題に政務調査費があります。今、議会内で精力的に議論・協議が行われており、大きく前進したものになると思います。

 なお、私は、今回一般質問を予定しています。

2008年01月21日

公営企業委員会

 21日は定例の常任委員会の開催日です。私が所属する公営企業委員会は、水道局、交通局、ガス局を所管しており、今回は、地下鉄南北線の可動ホーム柵の設置、ガス事業民営化計画(素案)などの報告があり質疑が行われました。

 ガス事業民営化については、非常に大きなテーマであり、今年、ひと山もふた山もあるかもしれません。改めて報告します。ここでは、地下鉄南北線の可動式ホーム柵の設置について報告します。

 地下鉄南北線では、列車とお客さんの接触による人身事故が開業以来29件発生しており、ホーム柵の設置が要望されていました。しかし、階段脇のホーム幅が狭い駅があり、国の基準を満たさず、設置することができませんでした。

 平成15年度に国土交通省が緩和基準を示したことから、様々な検討を踏まえ、国の補助事業として採択され平成19年度から事業がスタートしました。可動式ホーム柵の設置完了は平成22年3月の予定です。

 今日の委員会では、委員長と途中交代し、後半から私が委員会の進行を務めました。写真は11月の委員会の模様です。

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2007年12月27日

臨時会

 今日は、今年2回目の臨時会。今回は、原油価格の高騰に伴う緊急対策を審議するために開かれました。

 低所得世帯への冬季生活助成金の支給、民間福祉施設への冬季暖房用燃料費助成を対策の柱とする3億9千2百万円の補正予算を議決しました。
 
 冬季生活助成金について、対象世帯の拡大や金額の増額を求める質疑もありましたが、国の交付税措置の内容が明らかでない中 (灯油購入補助の場合、国と自治体で費用折半と報道されているが、実際の負担は違うよです) での緊急対策であることを考えれば、妥当な措置と言えるのではないでしょうか。

 今後、第二、第三の対策が求められるような、これ以上の石油製品の高騰が生じないことを願うのみです。

2007年12月14日

附帯意見

 駐輪場建設問題に揺れた12月議会(第4回定例会)が終わりました。

 国分町の放置自転車対策として元鍛冶町公園に地下駐輪場を建設するということで、2月議会(第1回定例会)で予算が議決されており、この12月議会に工事請負契約締結の議案が提出されました。

 これまでであれば、大した議論もなく通過した案件です。 ところが、今回は大きな議論が起こりました。約5億6千万円の工事を特定の業者と随意契約を結ぶことや、これまで議会に十分な説明を行ってこなかったこと、さらには事業のあり方まで問題視されました。

 議会内では、否決、継続審査、意見付き可決等、連日議論されましたが、結局は附帯意見を付しての可決となりました。附帯意見による可決はこれまでも数多くあったと思いますが、否決や継続審査がこれほど真剣に議論されたことがあったのでしょうか。

 議会側の認識と当局の認識にかなりの温度差がありました。また、契約制度については、私も何度か議会で取り上げてきた問題ですが、公正で、競争が確保されるシステムの確立が急務です。

2007年10月19日

水道水はおいしいの

 今日ひらかれた公営企業委員会で「きき水」をしました。審査事項の「水道の水質管理」に関連して行ったもので、各委員が4種類の水を飲み、「おいしい」「ふつう」「まずい」と判定しました。

 4種類の水は、①水道水(市役所直結水)②水道水(煮沸後残塩除去)③ミネラルウォーター(硬度低)④ミネラルウォーター(硬度高)であると、後で説明がありましたが、集計の結果は②と③が「おいしい」とする割合が高く、①と④については「まずい」とする判定も若干ありました。

 当局の説明によると、厚生労働省の研究会が定めた「おいしい水の水質要件」というものがあり、仙台市の水道水はこの要件をほぼ満たしており、特に、煮沸し塩素を除去することにより、さらにおいしく飲めるとのこと。

 私の判定結果は、最初②と③を「おいしい」としましたが、もう一度飲み見直したら、④の濃いめの味からコクのあるアルコールを連想し、④も「おいしい」と判定しました。

 一方のミネラルウォーターですが、年々消費量が増加しているようです。特に女性の消費が多く、健康のために飲み分けているそうだ。便秘の予防やダイエットには硬度の高いΔΔΔΔ、疲労回復には体の負担の少ない軟水で炭酸を含んだΟΟΟΟ、美容には血管を滑らかにする中硬水の××××、といった感じでしょうか。さて、私は何を飲みましょうか。

2007年09月28日

家庭ごみ有料化

 9月議会では、決算等審査特別委員会で二度質問に立ちました。「家庭ごみの有料化」と「救急医療体制の充実」です。9月26日に質問した家庭ごみ有料化について報告します。

 我が会派では、9月議会前から勉強会を行うなど重大な関心を持って取り組んできました。経済環境委員会で審査未了となっていることから、決算等審査特別委員会においても質疑を行うこととなり、私が会派を代表する形で質問に立ちました。

 問題点を浮き彫りにするため、1.検討の経緯、2.市民の理解、3.手数料収入の使途、4.奨励的施策の併用、5.不法投棄・不適正排出対策、6.生ごみの減量・リサイクル、7.実施時期などについて、多面的な質疑を行いました。

 当局の答弁が不十分なため、何度も答弁を求め、審議がストップする場面もありました。この質疑を通じて問題点が明らかになったと思います。

 経済環境委員会の審査が残っていますが、市長が提案した議案の行方は全くわからなくなりました。10月4日の最終日に向けて、会派内・会派間で繰り返し協議が行われることになります。

2007年09月03日

9月議会が始まりました

 第3回定例会が本日開会しました。会期は10月4日までの長丁場です。

 9月議会は決算の審査がメインとなりますが、今議会には、家庭ごみ受益者負担制度を導入する条例改正案が提出されていま。


 すべての家庭に新たな負担を求めるものであり、制度導入には様々な課題があります。

 当局は、ごみ減量・リサイクルを大義名分とし、地球温暖化対策まで引き合いに出し、正面突破を目指しているようだが、条例改正案の成立までには紆余曲折があるのでは。

2007年08月07日

ガス事業の可能性

 公営企業委員会の視察報告第二弾です。

 今回、東邦ガスと大阪ガスの取り組みを視察しましたが、ここでは大阪ガスの実験集合住宅「NEXT21」について報告します。

 NEXT21は、大阪ガスが平成5年に大阪市天王寺に整備した集合住宅で、 21世紀の都市での環境・エネルギー・くらしはどのようにあるべきかを研究するための実験施設です。平成6年から大阪ガスの職員が居住しながら実証実験が行われ、現在第3段階の居住実験が行われています。
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 (これはNEXT21の模型です)

 NEXT21では、植栽を地上から屋上まで縦方向に積み重ね、かなりな規模の自然環境を作り出しており、緑化の取り組みとしても注目されています。
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  (中庭はエコロジカルガーデンです)

 今年から始まった第3段階の居住実験では、都市ガスから水素をつくる水素製造装置を屋上に設置し、そこから3階~6階の住宅に設置されている燃料電池に水素を供給するシステムになっています。

 また、3階の一部に設置された個体酸化物形燃料電池システムは、発電効率が45%(火力発電は40%)と高いことから、省エネやCO²削減の効果が大きく、次世代の家庭用コージェネレーションとして期待されています。

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  (屋上には太陽電池も設置されています)

 仙台市のガス事業は公営ということもあり、事業展開も限定的ですが、今回の視察で、ガス事業の可能性の大きさを改めて認識することができました。

2007年08月05日

輝くバス停「一石四鳥」

 今週は、議会の公営企業委員会で猛暑の名古屋と大阪に視察に行ってきましたので、2回に分けて報告します。

 最近、名古屋市中心部では、おしゃれなバス停が次々に出来ています。

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 これは、名古屋市交通局と契約した民間事業者がバス停建設と維持管理を無償で行っているもので、200万円のバス停設置費や年間2万円の維持管理費は、バス停の広告収入で賄う仕組みになっています。

 事業の効果としては、次の4点が挙げられるとのこと。
 1 お客様の利便性・快適性の向上
 2 洗練されたデザインによる都市景観の向上
 3 夜間照明による防犯上の効果
 4 コスト縮減
 
 この「一石四鳥」の事業、正式には「バス停留所広告付き上屋整備事業」と言っているようですが、名古屋市交通局では、平成22年度までに300基のバス停を整備する予定とのことでした。

 課題もいろいろあるようですが、仙台市でも、是非実現させたいものです。
 

2007年06月30日

あわただしく閉会

 6月議会がようやく終わりました。26日に一般質問に立ちましたが、準備に悪戦苦闘。6月議会では質問をするぞと前々から決意はしていたのですが、今回も質問日が直前に迫ってきて、ようやく真剣モードに突入しました。
 
 質問は大綱3点。1.企業誘致から学ぶこと、2.感染症後進国の先進都市をめざして、3.ストップ・ザ・受動喫煙です。20分の質問に対して、答弁は40分。梅原市長の答弁省略問題の反動か、私に対する答弁はとても長いものになりました。

 しかし、市長の答弁内容に満足できませんでしたので、再質問をしました。企業誘致を含めた仙台市の経済活性化策については、今後も折にふれて質問していきたいと思います。

 一般質問の答弁は想定内としても、想定外は最終日の議会運営委員会。意見書案の取りまとめで、一時空転。昼食をとる時間もなく、他会派との調整やら、わが会派の役員会、総会を立て続けに開催。最後の最後にあわただしい議会になりました。

2007年06月14日

6月議会が始まりました

 今日から6月議会。会期は6月29日までの16日間です。

 青葉通りのケヤキ移植問題、小中学校の適正規模化問題、家庭ごみ有料化などが話題になっていますが、選挙後初の定例会であり、これまで以上に活発な議論が望まれます。

 私も、一般質問にエントリーしました。しばらくは、質問原稿の作成に「生みの苦しみ」が続きそうです。

2007年05月30日

地下鉄の運行管理システム

 今日の公営企業委員協議会の終了後、地下鉄南北線の富沢車庫を視察しました。

 富沢車庫は、車両の留置基地として、また保守業務のセンターとして、地下鉄の運用の重要な役割を担っています。
 
 現在、車庫(工場)では、平成25年度までの10年計画で車両改修事業が行われており、バリアフリー対応や最新装置の導入等が進められていました。

 ところで、最近、ホームの自動案内放送や出発ブザーの音が変わったのに気づかれたでしょうか。

 5月26日から運行管理システムが新しいシステムに変わりました。新システムの導入に伴い、案内放送も変更になりました。

 運行管理システムを制御する運転指令区も、この富沢車庫にあります。安全でスムーズな列車運行とお客様サービスの向上を是非実現していただきたいものです。

2007年05月16日

臨時議会

 2日間の臨時議会が終わり、議会の枠組み・人事が決まりました。

 私たちの会派から議長を出したことが第一の成果です。赤間議長には、先頭に立って議会改革を進めていただきたい。

 私は、公営企業委員会副委員長、議会運営委員会委員に選任されました。会派の副幹事長の仕事と合わせて、この先1年間、汗をかく機会が多くなりそうです。

2007年05月02日

改革ネット・自民

 2期目の任期が今日からスタート。市民の負託にこたえるよう、決意を新たに行動してまいります。
 
 会派の名称が変わりました。他の会派から2人の同士と新しく当選した3人の仲間をお迎えし、20人の会派「改革ネット・自民」として会派結成届を今日提出しました。
 
 政務調査費や議員定数の問題など、議会改革が待ったなしの課題となっています。是が非でもやり遂げなければなりません。我が会派がリーダーシップを発揮して、議会改革、市政改革が前進するよう、私も汗を流してまいります。

2007年03月16日

付帯意見

 ケヤキ移植問題で盛り上がった仙台市議会が14日に閉会した。付帯意見を付けての決着となりました。

 年明け、市長が、地下鉄東西線工事に伴い青葉通りのケヤキ50本を移植すると表明してから、市民の間でも大変話題になりました。私のところに寄せられたご意見のほとんどが「反対」「疑問」というものでした。

 我が会派は、市長が表明して以降、何度も論議を重ね、今回の結論を導き出しました。必ずしも最善の方法ではなかったのかもしれませんが、主張するところは主張したうえでの結果です。

 付帯意見に拘束力がないとはいうものの、議会の論議の中で問題点が明らかになり、市長自ら、見直しをすると答弁した訳ですから、付帯意見を尊重した対応を望むものです。もちろん、議会として、議員としてチェックしていきます。

2007年03月09日

バスの規制緩和

 今議会2度目の質問に立ちました。テーマは、「教育旅行と貸切バス問題」です。

 先月、大阪府でスキー客を乗せたバスがコンクリート柱に激突し、27人の死傷者を出す事故がありました。原因は運転手の居眠り運転でしたが、その背景には、貸切バスの規制緩和の問題があります。

 200年の規制緩和で、貸切バスに中小事業者の参入が相次ぎ、様々な影響が出ています。過当競争により低価格での受注、無理な運行、過労運転という状況がバス業界で発生しています。

 宮城県でも同じような状況にあります。調べてみますと、10年前に比較してバス会社は2倍以上に、貸切バスは1.5倍以上に増えています。

 一方、小学校や中学校では、修学旅行や野外活動でバスを利用しています。修学旅行の経費は安く抑えられていますが、これは貸切バスの低価格に支えられている面も否定できません。

 修学旅行をはじめとする教育旅行における児童生徒の安全をどのように確保するのか。教育委員会は、貸切バスの問題を他人事せず、しっかりと対策を取っていただきたい。
 

2007年03月06日

予算の審査

 仙台市議会は今、平成19年度予算を集中審査する予算等審査特別委員会が連日開かれています。

 私は、この特別委員会のトップバッターで質問に立ちました。テーマは「収納機会の拡大による市民サービスの向上」です。納税者の視点に立って市税などを払いやすい環境をつくるべきだとの質問です。

 質疑の中で明らかになりましたが、今後、「マルチペイメントネットワークシステム」というものが導入され、平成21年度から、パソコンや携帯電話のネットバンキングを使って市税、国民健康保険料などの支払いができるようになります。

 注目のケヤキ問題については、何人かが質問しましたが、質問者の想いは伝わるものの、市長から新たな答弁を引き出すまでには至りませんでした。私の会派では、総括質疑で再度ケヤキ問題を取り上げる予定です。
 

2007年02月23日

春風に座す先輩議員

 ケヤキ移植問題が議論されている仙台市議会第1回定例会は、代表質疑と一般質問が終わりました。市長は「見直す」と答弁したものの、具体的なことは説明していません。議論の場は来週から予算等審査特別委員会に移ることになります。

 今期限りで勇退予定の議員が何人か一般質問に立ちました。我が会派の加藤栄一さんも、そのお一人です。環境問題をテーマにした質問の最後に、心境を述べておられました。ここに紹介します。
 
          定命71年の賦
望みも 恋も 夢もところかまわず のべつまくなしに からだいっぱいに 湧き上がった議会活動35歳幾月 春風に座す 人間(じんかん)その刻々を大切に

 35年の議員活動、ご苦労様でございました。ところで、加藤さんの「定命71年の賦」に対して、市長は答弁で、一言も触れませんでした。そのようなものなのでしょうか。 

2007年02月13日

施政方針

 今日から仙台市議会の平成19年第1回定例会が始まった。会期は3月14日までの30日間。
 
 市長から平成19年度の施政方針と予算提案理由が説明された。新たな施策も盛り込まれ全体的には前向きな印象を受けたが、頭の隅に残った言葉は、「都市ビジョン」「杜の都の再構築」「政策調整局の設置」など。
 
 都市ビジョンを推進するためには、何が何でも新たな組織をつくり、新たなポストをつくるということか。行財政改革の理念に反しないのでしょうか。

 理解に苦しむ表現もあった。「仙台郊外に広がる田園風景の保全と整備・・・」。仙台郊外とは、どのようなエリアなのか。そして、そこは仙台市なのか。他の市町村なのか。市長が考える仙台市とは、中心部の限られたエリアなのでしょうか。

2007年02月06日

平成19年度予算

 13日から議会が始まります。今度の議会は、平成19年度予算を審査する予算議会で、市民の皆さんからいただいた税金の使い道を決めさせていただく、大変重要な議会です。
 先日、平成19年度予算の概要が示されました。予算規模は、一般会計で4,039億円、一般会計・特別会計・企業会計の合計が9,444億円で、昨年度とほぼ同規模です。
 平成19年度予算には、新しい施策がいろいろ盛り込まれているようですが、話題は、青葉通りのケヤキの移植費用1億6千万円です。
 市長は、議会に議論を委ねる趣旨の発言をしているようですが、市長に言われるまでもなく、議会で議論をし結論を出していきたいと思います。ただ、この問題、木だけに根が深く、紆余曲折がありそうです。

2007年01月26日

子育て支援アクションプログラム

 仙台市が緊急少子化対策を発表しました。昨年4月に、梅原市長の選挙公約であった子供未来局が設置されてから9ヶ月。新しい施策の誕生が期待されていました。

 私も、昨年、議会で少子化対策について何度か質問をし、梅原市長に「子供未来局の近未来を示せ」と迫ったこともあり、今回示された「子育て支援アクションプログラム」は待ちに待ったものです。
 
 聞くところによると、局長以下幹部職員が様々な現場に出向き、子育て中のお母さん方などにヒアリングをして課題を抽出し、今回の対策を検討したとのこと。アクションプログラムによって子育て世代のマインドが高まり、関係者の努力が実ることを念願します。

 具体の事業は、①地域支援、②仕事と育児の両立支援、③経済的支援の3本柱。地域支援の中に、「子育てふれあいプラザ」があります。これは、「のびすく仙台」のような施設で、閉館する「こども宇宙館」の後利用として整備されることになります。

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  こども宇宙館は「子育てふれあいプラザ」に

2007年01月17日

会派要望

 会派「改革ネット仙台」で要望していた事項に対して、当局から回答・説明がありました。

 私が要望していた事項では、郵便局での市税納付が実現しそうです。平成17年の決算等審査特別委員会で質問し、市税等の納付環境の改善を求めていた項目です。(2005年10月6日の「仙台市と郵便局」の記事をご覧ください。)

 また、4月から契約制度を見直すとの説明もありました。私が昨年の6月議会と12月議会で取り上げ、改善を求めていたことですが、低入札対策、透明性の確保、総合評価制度の導入などが、見直しのポイントとなっているようだ。詳細は、近々発表するとのこと。

2006年12月08日

やりました代表質疑

 6日(水)に、第4回定例会で代表質疑をしました。会派を代表しての質問ですから、極論にならないよう気をつけました。

 質問当日は会派で質問要旨を配り、先輩議員のアドバイスについては、できるだけ配慮するよう本会議直前まで、原稿を修正。それでも手直しできないところは、質問本番でノー原稿で話しました。

 入札契約制度の見直しについては、前向きな答弁を引き出せたと思う。夕方の地元テレビ局のニュースで質問場面が放送され、次の日の地元紙と全国紙にも取り上げられました。

 しかし、地元紙の代表質疑に関するコラムには驚き。私までが一部要望調であったとの記述です。何を聞いているのでしょうか。最初から決め付けたような報道には納得できません。
 

2006年11月30日

代表質疑

 今日から第4回定例会が始まりました。会期は12月15日まで。主な議案は、職員給与の構造改革、市立看護専門学校の廃止などです。

 会派を代表して「代表質疑」をすることになりました。代表質疑は議案に対する質疑という制約があり、今世間を騒がしている「いじめ」の問題をストレートに聞けませんが、各議案に関連付けできるだけ広範な議論を展開したいと思います。

 12月6日(水)の予定です。インターネットで生中継もしますので、仙台市議会のホームページにアクセスしてください。

2006年10月21日

三市議会の覚書

 仙台市議会が、福島市議会や山形市議会と「広域観光の推進に関する覚書」を結びました。これは、本年5月に三市が「広域観光連携の推進に関する協定」を締結したことを受けて、議会サイドとしても取り組みを行おうとするもです。

 しかし、何をやるかはこれから考えることになっており、声はすれども姿が見えない状況だ。そもそも、議会が行政サイドと同様の覚書を結ぶ必要があるのだろうか。

 私たちの会派「改革ネット仙台」は、今回の覚書とは別に、8月の交流(8月26日の記事をご覧ください)に引き続き、山形市議会や福島市議会と交流を深め、都市間連携の可能性を探っていくこととしています。

三市覚書.JPG

2006年10月06日

議会が終わって大雨

 1ヵ月に及んだ第三回定例会が終わりました。今議会では、決算等審査特別委員会で、アエル問題と消防局職員の不祥事について質問。
 
 アエルについては、これまで共産党が問題にしてきたようですが、私は共産党とは違う視点で(前向きに)斬り込んだつもりだ。お世辞かもしれないが、先輩議員からお褒めもいただいた。この問題については、今後も取り組んでいきます。

 新聞では、今議会を「べたなぎ」「すりより」などと評していましたが、確かにそのような面を否定できません。決算審査というよりは、市長に対する陳情・要望のような質問が数多く見られました。以前から主張しているように、決算等審査特別委員会のあり方を見直すべきです。

 ところで、今日は大雨のなか、明日の「七小ゆめフェスティバル」に出す屋台の準備です。大雨警報が出ており、明日の天気がとても心配ですが、準備だけは終わりました。天候の回復を祈ります。

2006年09月29日

アエルビル

 今開かれている仙台市議会の決算等審査特別委員会で、アエルビルの売却について質問しました。
 
 アエルビルについては、仙台市が都市再開発事業として整備し、保留床の売却金を事業費に充てることにしていましたが、バブル崩壊後の不動産市場の低迷で売却できず、やむを得ず賃貸事業を行っているものです。

 近年、地方都市でも不動産ファンドが設定されるなど不動産取引が活発化し、土地やビルの価格が上昇しています。このような状況を踏まえ、売却のための諸課題について、具体的な質問をしました。
 
 質問に力が入り、質疑時間が答弁も含めて40分にもなりました。ちょっと咽喉がガラガラします。消防局への質問が月曜日に予定されているので、咽喉をケアしなければと思うのですが。

2006年09月11日

都市ビジョン

 5日に開会した9月議会、今日から代表質疑が始まりました。市長のスタンスがこれまでとちょっと違う感じ。答弁の中に謙虚さを感じました。

 「議会の皆様のご指導をいただき」などという言葉を初めて聞き、市長は変わったと思っていたら・・・
 
 都市ビジョン会議を公開したことについては、自由闊達な議論という考え方は従前と同じであり、単に形式の違いであるとの答弁。強気の姿勢は変わらない。

 ところで、当局の説明では、都市ビジョンは仙台市の基本計画「21プラン」を補完する「指針」であるとのこと。普通、ビジョンというのはプランの前にあるもの、上位に来るものではないのか。

 まぎらわしい言い回しだ。そこまでするなら、21プランを見直した方がいいと思うのだが。

2006年07月28日

委員会の視察

 都市整備建設委員会の他都市視察で、北九州市の「リバーウォーク北九州」と福岡市の「博多駅地区緊急浸水対策授業」などを調査しました。
 九州北部は梅雨明けし猛暑到来。日差しが強烈で、痛さを感じるほどです。
 リバーウォーク北九州は、市街地再開発事業として整備され、平成15年4月にオープンした商業、業務、文化の複合施設です。ユニークな外観は小倉城のすぐそばということもあり一見異様に感じるのですが、北九州市役所の方の説明では、若者を中心に市民に親しまれ、北九州市の新しいシンボルになっているとのこと。
 また、経営的にも順調とのことですが、福岡市の「キャナルシティ博多」などで成功している地元デベロッパーがこの事業に関わっていることが、大きな要因ではないでしょうか。

リバーウォーク.JPG
 個性的な外観のリバーウォーク北九州


 福岡市では、平成11年6月の集中豪雨による浸水被害を教訓に、現在、博多駅地区などで緊急浸水対策事業に取り組んでいます。
 今回視察した博多駅地区では、野球場のグランドを180センチメートル掘り下げ、非常時には13,000トンの調整池にする事業や、公園の地下に15,000トンの大規模な調整池を整備する事業などを行っていました。
 これらの対策を講ずることで、これまでは最大時間雨量59ミリだったものが79ミリの降雨(平成11年6月の集中豪雨の水準)に対応できるようになるとのこと。

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 ここは雨水調整池の中。地上は公園。

2006年07月21日

市街地再開発事業

 今日は常任委員会の日。私が参加している都市整備建設委員会の今回の審査項目は市街地再開発事業についてです。
 仙台市ではこれまでに13地区で事業が完了し、約460億円の補助金を交付しており、現在は3地区で事業が進められています。
 確かに、土地の高度利用、道路の整備、防災性の向上などの効果があるのはわかりますが、仙台市施行の仙台駅北部第一南地区(アエル)がうまくいってないだけに、市街地再開発事業に対していいイメージを持てません。
 アエルビルについては、今年の2月議会で質問しましたが、ビルのテナント収入でもって借入金の返済ができず、一般会計などから借り入れを行い、なんとか銀行への返済を行っています。アエルビルに関する仙台市の特別会計を清算すれば、100億円以上の損失が発生すると思われます。
 この他にも、仙台市の不良資産は数多くあります。仙台市の将来を切り開くためには、これら「負の清算」を避けて通ることはできないものと考えます。

2006年06月26日

6月議会を振り返って

 先週、仙台市議会の第二回定例会が終わり、一息。
 私は、20日に一般質問に立ち、①入札制度の改善、②早期是正措置と仙台市の財政、③ごみ処理有料化と松森工場損害賠償問題、④視点を変えた少子化対策などについて質問をしました。
 当局の答弁を聞いていて、これまでとちょっと違うという印象。嫌なことにはあまり答えようとしない感じ。局長たちの答弁も変化した。前市長時代とは異なっているが、これも市長のスタンスを見ての対応なのであろう。
 ただ、当局には説明する責務があります。9月議会では、きっちりと説明責任を果たしてもらいます。

2006年06月08日

6月議会が始まりました

 仙台市議会の平成18年第2回定例会が開会しました。会期は6月23日まで。私は一般質問を予定しています。
 開催初日だから会議が早く終わると見込んで夕方のスケジュールを入れていたら、とんだ見込み違いになってしまいました。
 今日は常任委員会と調査特別委員会のメンバーや委員長・副委員長を決まる案件がありましたが、委員長就任予定の議員が欠席したことや共産党会派が投票戦術を取ったことなどから、やたらと時間がかかってしまいました。
 なお、平成18年度の所属委員会は、都市整備建設委員会と少子化・子育て調査特別委員会です。それに広報委員会のお鉢も回ってきました。

2006年03月19日

子どもの安全教育

 2月定例会が終わると、周囲はすっかり春。七北田川の白鳥も北に帰ったのか姿が見えません。
 この2月定例会は、コメントするの難しい場面が数多くありました。先輩議員が言うには、「こんな議会初めてだ」と。いろんな背景・思惑があるのだろうが、私自身としては、市民を意識しながら、できるだけ冷静に議論すべく議会に臨んでいきたい。
 ところで、報道によると、文部科学省が学習指導要領に新たに子どもの安全教育を盛り込み、子どもたちによる地域安全マップづくりなどを進めるとのこと。
 この議会で、ちょうど「地域の防犯力の向上と地域安全マップ」を取り上げました。子どもたちの被害防止能力の向上を図るうえで、地域安全マップづくりが有効であり、防犯担当の市民局と学校を所管する教育局が連携した取り組みを行うことを求めたところでした。
 文部科学大臣の発言に当然賛同するものであり、文部科学省の積極的な取り組みに期待します。

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    地域安全マップの作製風景

2006年03月11日

予算審査の効率化

 2月16日から始まった議会は、代表質疑や一般質問は終わり、今は毎日、予算等審査特別委員会です。この委員会は、仙台市議会の特色のひとつで、全議員60人と市当局が向かい合って、予算科目ごとに一問一答式で質疑を行うものです。
 現在の方式は、議員や当局が市政の問題点や課題を共有できるというメリットはありますが、審査に長時間を要し、今議会では11日間も予定されているほどです。
 また、1人の議員の質疑を59人の議員がただ聞いているだけで、他の議員は議論に参加できず、自己主張やスタンドプレーの場と化すことも多々あります。
 議会運営委員会において、予算委員会や決算委員会の見直しの議論が行われてきましたが、各会派の合意が得られず先送りとなっています。審査の効率化は仙台市議会の大きな課題と考えます。
 

2006年02月24日

行財政改革はどこまで本気!

 今日、仙台市議会で一般質問をしました。アエルビルなどの不良資産の問題、東北ハンドレッドの経営問題、パブリックコメントなどを取り上げました。
 質問するに当たって、相当準備をしてきたつもりでも、結局、質問当日の朝までドタバタ。今日はオリンピックの荒川静香さんのテレビ応援などで大忙し。特に、原稿修正の最終段階でパソコンの電源が落ちるハプニングがありましたが、何とかリカバリーでき、ひと安心。
 私は仙台市の将来を真剣に考え質問しました。答えにくい案件ではあったとは思うが、それにしても当局の答弁にはちょっとガッカリ。市長は施政方針演説で「抜本的行財政改革への挑戦」と述べていたが、今日の答弁を聞く限り、本当にやる気があるのかと疑問符を抱いてしまいした。これから梅原市政をきっちりと見極めていきたいと思います。

2006年02月16日

梅原市長の施政方針

 仙台市議会の平成18年第1回定例会が今日からスタートした。会期は3月17日まで。
 梅原市長の施政方針演説は、事前に骨子が示されていたこともあり内容的には想定内であったが、概して力強いものであったと思う。時代認識や歴史認識は前市長と似て非なるものであり、必ずしも藤井市政の継承ではないとの印象を強くした。
 この議会では、一般質問を行う予定です。市長が示した基本姿勢「都市の経営改革、抜本的な行財政改革への挑戦」に論戦を挑みたいと考えています。

2006年01月25日

木質バイオマスの利用

 今日は午前中から議会の視察。奥羽木工所仙台港工場を訪問し、木質端材を固形化した燃料のペレットとウッドピースなど木質バイオマス活用の取り組みを調査しました。
 午後は、岩手・木質バイオマス研究会会長の金沢滋さんから、岩手県や全国の取り組みなどについてご意見を伺いました。パイオニアとしての識見・意気込みを強く感じました。
 議会の環境・緑化推進調査特別委員会で昨年から木質バイオマスの調査検討を行ってきましたが、市町村レベルの取り組みでは限界があると思う。資源循環型社会を意識した、政府や県の取り組みが望まれるのだが・・・

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  ペレット(右)とウッドピース(左)

2005年10月06日

仙台市と郵便局

 仙台市の税金などの公金を郵便局の窓口で納付することはできません。郵便局の手数料(20円+取扱金額の1000分の1)が高いからという理由で仙台市が郵政公社に取扱いを依頼していないからです。
 一方、銀行窓口での取扱手数料は無料で、仙台市は多額の恩恵(年間1億6千万円以上)を受けています。銀行からは郵便局の取扱いを行うのであれば、銀行の方も有料にしてほしいと言われており、仙台市は現在の恩恵を失うことを恐れ、郵便局での取扱いをしていません。
 しかし、郵便局で公金取扱いができない自治体は全国的にみて、ほとんどありません。現在では、市民のライフスタイルの変化に対応して、24時間365日取り扱えるよう、公金をコンビ二で取扱う都市も多くなっています。
 税金などの公金を収めやすい環境づくりが大事です。そのことを求め、本日、決算等審査特別委員会で質問しました。当局の答弁は消極的でしたので、今後もこの問題を取り上げていきます。

2005年09月28日

ネーミングライツ

 命名権とか、施設命名権と言われるものです。先日の市議会の一般質問で歳入アップ方策として、スポーツ施設や文化施設のネーミングライツの売却を積極的に推進してはと提案しました。
 特に、仙台スタジアムについては、ベガルタ仙台の本拠地として来場者数が多く、スポンサーが得やすい施設です。平成16年度の管理運営費は1億4700万円、収入は5700万円であり、約9000万円の赤字となっています。ネーミングライツの売却で収入を確保すべきです。
 実現できたとしても、どれくらいの金額で売却できるかわかりませんが、今後のベガルタ仙台の活躍次第では、予想外の金額が期待できるかもしれません。

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ネーミングライツの売却が期待される仙台スタジアム

2005年09月26日

土地利用調整制度

 26日、仙台市議会決算等審査特別委員会で、「杜の都の風土を守る土地利用調整条例」に関して質問をしました。この条例は、郊外部における開発事業を抑制することをねらいとしており、7月1日にスタートしました。
 しかし、この制度を市民や事業者に理解してもらうための方策、周知方法には問題がありました。
 企画局と都市整備局にいろいろと質問を行い、仙台市の行政が『寄らしむべし知らしむべからず』とならないよう糺しました。

2005年09月14日

一般質問

 会派の一番手として、議会で一般質問を行いました。
 新市長を迎えての初議会ということもあり、それなりの準備を行い、身を引き締めて質問に望みました。梅原市長の選挙公約「財政再建はやりくりではなく交渉力で歳入アップ」を踏まえて、財政の問題、歳入アップ対策、さらに地域の課題として、住居表示の整備、ダイエー泉店撤退への対策などについて質問をしました。
 歳入アップの方策として、仙台スタジアムなど公共施設のネーミングライツの売却、ホームページのバナー広告などを積極的に行うことを提案しました。
 住居表示の整備については、再質問も行い、議会終了後も、担当部局と議論をしました。当局も大変でしょうが、私もそれだけ真剣です。

2005年09月07日

9月議会開会

 いよいよ始まりました、9月議会。会期は10月7日までの1ヶ月。新市長を迎えての議会ということで、ワクワクするものがあります。
 今議会のテーマはもちろん、新市長の市政運営であり、スポパーク松森の問題、宮城野原公園総合運動場の問題などです。私は9月14日に一般質問をする予定です。
 ところで、本会議に先立って開かれた全員協議会で、質問に対して市長が答弁に立ち止まる場面がありました。議員の間では、当局の新市長への説明が不十分ではないか、新市長を支える体制が出来ていないのではないかとの声がちらほら。

2005年08月25日

議案説明

 9月議会提出予定議案の会派への説明がありました。同じ時間帯に「泉地区戦没者慰霊祭」があり、そちらに出席することにしていたので、資料だけもらってきました。
 資料によると、財政状況は一段と悪化したようです。平成16年度決算では、経常収支比率が前年度の89.8%から93.8%へ一気に上昇しています。
 経常収支比率は自治体のエンゲル係数のようなもので、比率が低い方がいい訳です。90%以上は赤信号であり、危険水準にあります。仙台市の財政はかなり硬直化してきています。
 梅原市長はどのような認識を持っているのか。9月議会では大いに議論したいものです。

2005年08月21日

改革ネット仙台

 新しい会派の名称が決まりました。「改革ネット仙台」です。今日、仙台サンプラザで会議を行い、会派の基本的なスタンス、会派の名称や役員体制を決め、記者会見を行いました。
 明日から、梅原市政がスタートします。この時にあたり、議会がその役割をきちんと果たせるよう、新しい会派を結成したものです。 17名の第一会派になります。
 梅原市政に対しては、基本的に是々非々で望むことになります。

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        会派「改革ネット」の趣意
 私たちは先の市長改選により、梅原勝彦新仙台市長を迎えることになりました。このことは仙台市政が市民の熱い期待に応え、まさに新しい時代への船出を迎えたということであります。
 この時にあたり、「改革ネット仙台」は、地方分権の流れを的確にとらえ、地方主権の時代を目指し、次代に誇れる仙台市議会を確立し、より緊張感をもった意識改革と行動が必要であると考えます。
 私たちは、議会の良識と権威を高め、改革の旗のもと、仙台市民の幸福と安心安全の明日を築く政策実現のため行動する「改革ネット仙台」を立ち上げました。
 議会と行政がより建設的な車の両輪としての機能を果たし、市民とのネットワークを大切にしながら、市民協働のまちずくりを実現する先導的な役割を担うことをここに宣言します。

2005年08月12日

子ども未来局

 健康福祉委員会の視察で札幌市に行ってきました。札幌市では、平成16年4月から市役所の組織に「子ども未来局」を新設し、子ども家庭行政の充実を図っているとのこと。仙台市長になる梅原氏のマニフェストにも「子ども未来局」がありましたが、札幌市の事例は大いに参考になりました。
 今回の視察の中から、「都心部子ども関連複合施設」を紹介します。市内四つの小学校を統合し新設するに当たり、関連する福祉施設を合築したものです。
 具体には、小学校に、子育て支援総合センター、保育所、児童会館を併設しています。この施設には異世代・異年齢が集うことから、様々な効果が上がっているようです。
 建物の特徴としては、屋内運動場が地下1階、プールが2階にあり、芝生の校庭になっています。また、入口に2名の警備員を配置し訪問者をチェックするなど、防犯面の配慮もなかなかでした。 

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   子ども関連複合施設の1階交流ロビー

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   芝生の校庭と2階に設置したプール

2005年06月25日

6月議会が終わって

 私にとって、6月議会は、
 ①松森工場問題などについて一般質問
 ②議会運営委員会の委員の任期が終了
 ③健康福祉常任委員会の副委員長に就任
 ④我が会派から引き続き議長
 ⑤周囲で市長選の動きが加速
 といった項目が挙げられます。
 言いたいこと、書きたいこと、いろいろありますが、6月議会は藤井市長の勇退を前提とした議会ということもあり、概して低調だったのでは。

2005年06月20日

一般質問

 17日に第2回定例会で一般質問をしました。質問内容は、
  ①松森工場問題
  ②市役所のリスクマネジメント
  ③補助金改革
  ④福祉重視型緊急通報システム です。
 松森工場問題について、当局は藤井市長の任期中(8月21日まで)に何としても決着を図りたいと考えているようですが、安全対策には万全を期してほしい。

2005年06月09日

6月議会開会

 今日から仙台市議会の平成17年第2回定例会が始まります。松森工場問題、相次ぐ不祥事、天下り問題などが争点になります。また、市長選を前に、各会派のつばぜり合いも予想されます。
 私は、17日に一般質問を行う予定です。しっかりと取り組んでいきます。

2005年03月11日

市営住宅

 3月10日、仙台市議会予算等審査特別委員会において、市営住宅について質問をしました。
 近年、市営住宅の申込倍率が高く、希望してもなかなか入居できない状況にあります。
 一方で、入居基準の収入を超過している世帯が全体の7.3パーセントにもなっています。本当に市営住宅を必要とする人が入居できないのでは、社会のセーフティネットとしての役割を果たすことができなくなります。市当局に改善を求めました。

2005年03月03日

財政悪化

 3月3日、議会の予算等審査特別委員会において「財政悪化と行政改革」について質問をしました。
 仙台市の平成17年度予算において264億円の大幅な歳入不足が生じました。このため、基金233億円を取り崩すとともに、市債管理基金から31億円の借り入れをすることにしています。
 どこの自治体も財政悪化で四苦八苦していますが、仙台市が歳入不足を来たしたのは初めてです。ここ数年、税収の減収が著しく、来年度以降も歳入不足が続くと思われます。
 藤井市長は「乾いたタオルを絞り込むように行政改革に取り組む」と言っていますが、仙台市役所には「湿ったタオル」があちこちにあると思います。仙台市の行財政改革はこれからが本番です。

2005年02月17日

市長の施政方針演説

 仙台市の平成17年度第1回定例会が今日開会し、市長から平成17年度施政方針が示された。
 藤井市長らしく文学的な表現に富んだものでしたが、改革への意欲はあまり感じられませんでした。
250億円の歳入不足が生じると言われていることから、行財政改革に大ナタを振るうのではないかと多少の期待をしていただけに、残念だ。
 この議会では、一般質問ではなく、予算等審査特別委員会で質問を行う予定です。

2005年01月01日

市政刷新の年に

 明けまして、おめでとうございます。
 皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
 昨年は、新潟県中越地震や台風の最多上陸など、自然災害が続発し、防災対策の重要性を痛感した年でありました。被災地の方々の一日も早い復興を願うものです。
 仙台市では、東北文化学園大学問題が深刻化し、副市長の辞職にまで発展しました。この問題は、私が昨年3月以来、議会で指摘してきたことであり、引き続き全面的な解決に向けて取り組んでまいります。
 今後、仙台市は、損なわれた信頼を回復するため、説明責任を十分に果たすとともに、市政の改革に努めることが最も重要であると考えます。
 私は、引き続き補助金制度の改革など市政の刷新を求め活動してまいります。一層のご指導ご鞭撻をお願いします。
 今年は、待望のプロ野球新球団、東北楽天ゴールデンイーグルスが飛び立つ年です。皆様にとりましても素晴らしい飛躍と充実の一年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

2004年06月16日

第2回定例会

第2回定例会で一般質問に立ちました。テーマは「環境政策」「地域福祉計画」「東北文化学園大学問題」です。

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2004年03月04日

予算等審査特別委員会

予算等審査特別委員会において、「東北文化学園大学問題」と「補助金の見直し」について質問しました。

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2004年02月19日

第1回定例会開会

第1回定例会が開会し、会期は3月19日まで。今回は予算特別委員会で質問の予定です。

2003年12月12日

12月議会で一般質問に立ちました。

平成15年第4回定例会一般質問要旨

平成15年12月に行われた市議会で、斎藤のりおが行った質問の要旨です。

1 環境と廃棄物

(1) 京都議定書問題
 京都議定書は採択から6年が経過し、目標年次まで残り7年となったが、いまだ発効の見通しが立っていない。環境先進都市仙台の首長として、国際環境自治体協議会(ICLEI)の理事として、市長は如何なるアクションを起こされるのか?

続きを読む "12月議会で一般質問に立ちました。" »

2003年09月11日

9月議会

9月議会で一般質問に立ちました。

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2003年09月01日

9月議会

決算等審査特別委員会で発言いたしました。

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2003年07月01日

議会定例会が閉会

仙台市議会定例会が閉会しました。

2003年06月16日

定例会が開始しました。

仙台市議会定例会が開始しました。

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2003年05月15日

仙台市議会臨時会

仙台市議会臨時会で議長、副議長を選出しました。

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