議会報告

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2008年08月25日

健全化判断比率

 9月議会(平成20年第3回定例会)の議案説明があり、財政の健全性に関する指標(健全化判断比率)が示されました。

 財政健全化法が施行されたことで、都道府県と市町村は平成19年度の決算から、この指標を算定し、公表することが義務付けられました。

 仙台市の健全化判断比率は各指標とも、レッドカード(財政再生基準)やイエローカード(早期健全化基準)に該当しておらず、まずまずの数字になりました。

 財政指標は経年的な変化を見ることが重要であり、当局に今後の見込みを確認する必要がありそうです。

2008年08月02日

総務財政委員会の視察

 猛暑のなか、総務財政委員会の視察に行ってきました。視察先は、神戸市、大阪市、姫路市で、連日35度を超える気温を記録している地域です。
 
 それぞれの視察先で、参考になる事例や興味ある事項を見聞してきましたが、ここでは、写真を撮ったところだけ紹介します。

 まずは、大阪市消防局です。本年4月にオープンした新庁舎は、地下1階、地上8階の免震構造を採用した最新の機能を備えた立派な施設です。
 消防職員が1,070人程度の仙台市と3,500人規模の大阪市とでは比較にならないのですが、大阪市消防局の「指令情報センター」はとてもビジュアルで、効率的な運用が可能なのでは。
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   大阪市消防局の司令情報センター


 次は、姫路城防災システムです。ご存じのように、姫路城は国宝であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。姫路市には、年間100万人の観光客と5億円の入場料収入をもたらしているとのこと。
 この姫路城を守っているのが防災システムです。スプリンクラーシステムや防災監視システム、24時間体制での有人警備などで、白鷺城とも呼ばれれる壮麗な建築物が守られているのです。
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     三国濠から見る姫路城

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 写真の装置は、「放水砲」といいます。高さ50メートルまで放水し、城全体を水で包み、火災から城を守ります。

2008年06月11日

6月議会が始まりました

 今日から6月議会です。

 所属委員会も新しくなり、常任委員会は「総務財政委員会」で、委員長に選任されました。

 調査特別委員会は「地球温暖化防止等調査特別委員会」です。なお、議会運営委員会にも引き続き所属することになりました。

 会期は6月26日までですが、17日には代表質疑をすることになっており、しばらくは準備に忙殺されそうです。

2008年02月26日

再々質問

 今日の一般質問は、やっているうちに段々と力が入りました。当局の答弁には納得できませんでしたので、再質問、再々質問までしました。
 
 質問は、①㈱東北ハンドレッドの経営問題、②仙台市のKGB(K:国民健康保険事業、G:下水道事業、B:病院事業)、③教育問題の大綱三点です。
  
 今、仙台市が行おうとしている小中学校の統廃合は、「一定規模」がキーワードになっています。学力を育む良い教育環境、イコール、一定規模の学校というものです。
 
 教育委員会の考えは単なる一般論ではないか。仙台市標準学力検査の結果と学校規模の相関関係を調べ、実証すべきではないかと詰め寄りました。

 答弁はとても納得できるものではありませんので、予算等審査特別委員会で再度、この問題を取り上げたいと思います。

2008年02月14日

予算議会が始まりました

 今日から平成20年第1回定例会です。会期は3月14日までと長丁場です。

 市長は、予算の記者発表の際に「都市ビジョンの具体化」を強調していたようですが、今日の施政方針演説では、都市ビジョンという言葉は1回しか出てきませんでした。

 平成20年度予算の特徴は、市税収入が減り、扶助費などの義務的経費が一段と増加していることです。年初めから株価が大幅に下落するなど、景気の減速感が生じているときだけに、市税収入の落ち込みは、仙台市財政の大きな懸念材料です。

 今議会の課題に政務調査費があります。今、議会内で精力的に議論・協議が行われており、大きく前進したものになると思います。

 なお、私は、今回一般質問を予定しています。

2008年01月21日

公営企業委員会

 21日は定例の常任委員会の開催日です。私が所属する公営企業委員会は、水道局、交通局、ガス局を所管しており、今回は、地下鉄南北線の可動ホーム柵の設置、ガス事業民営化計画(素案)などの報告があり質疑が行われました。

 ガス事業民営化については、非常に大きなテーマであり、今年、ひと山もふた山もあるかもしれません。改めて報告します。ここでは、地下鉄南北線の可動式ホーム柵の設置について報告します。

 地下鉄南北線では、列車とお客さんの接触による人身事故が開業以来29件発生しており、ホーム柵の設置が要望されていました。しかし、階段脇のホーム幅が狭い駅があり、国の基準を満たさず、設置することができませんでした。

 平成15年度に国土交通省が緩和基準を示したことから、様々な検討を踏まえ、国の補助事業として採択され平成19年度から事業がスタートしました。可動式ホーム柵の設置完了は平成22年3月の予定です。

 今日の委員会では、委員長と途中交代し、後半から私が委員会の進行を務めました。写真は11月の委員会の模様です。

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2007年12月27日

臨時会

 今日は、今年2回目の臨時会。今回は、原油価格の高騰に伴う緊急対策を審議するために開かれました。

 低所得世帯への冬季生活助成金の支給、民間福祉施設への冬季暖房用燃料費助成を対策の柱とする3億9千2百万円の補正予算を議決しました。
 
 冬季生活助成金について、対象世帯の拡大や金額の増額を求める質疑もありましたが、国の交付税措置の内容が明らかでない中 (灯油購入補助の場合、国と自治体で費用折半と報道されているが、実際の負担は違うよです) での緊急対策であることを考えれば、妥当な措置と言えるのではないでしょうか。

 今後、第二、第三の対策が求められるような、これ以上の石油製品の高騰が生じないことを願うのみです。

2007年12月14日

附帯意見

 駐輪場建設問題に揺れた12月議会(第4回定例会)が終わりました。

 国分町の放置自転車対策として元鍛冶町公園に地下駐輪場を建設するということで、2月議会(第1回定例会)で予算が議決されており、この12月議会に工事請負契約締結の議案が提出されました。

 これまでであれば、大した議論もなく通過した案件です。 ところが、今回は大きな議論が起こりました。約5億6千万円の工事を特定の業者と随意契約を結ぶことや、これまで議会に十分な説明を行ってこなかったこと、さらには事業のあり方まで問題視されました。

 議会内では、否決、継続審査、意見付き可決等、連日議論されましたが、結局は附帯意見を付しての可決となりました。附帯意見による可決はこれまでも数多くあったと思いますが、否決や継続審査がこれほど真剣に議論されたことがあったのでしょうか。

 議会側の認識と当局の認識にかなりの温度差がありました。また、契約制度については、私も何度か議会で取り上げてきた問題ですが、公正で、競争が確保されるシステムの確立が急務です。

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