議会報告

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2006年07月28日

委員会の視察

 都市整備建設委員会の他都市視察で、北九州市の「リバーウォーク北九州」と福岡市の「博多駅地区緊急浸水対策授業」などを調査しました。
 九州北部は梅雨明けし猛暑到来。日差しが強烈で、痛さを感じるほどです。
 リバーウォーク北九州は、市街地再開発事業として整備され、平成15年4月にオープンした商業、業務、文化の複合施設です。ユニークな外観は小倉城のすぐそばということもあり一見異様に感じるのですが、北九州市役所の方の説明では、若者を中心に市民に親しまれ、北九州市の新しいシンボルになっているとのこと。
 また、経営的にも順調とのことですが、福岡市の「キャナルシティ博多」などで成功している地元デベロッパーがこの事業に関わっていることが、大きな要因ではないでしょうか。

リバーウォーク.JPG
 個性的な外観のリバーウォーク北九州


 福岡市では、平成11年6月の集中豪雨による浸水被害を教訓に、現在、博多駅地区などで緊急浸水対策事業に取り組んでいます。
 今回視察した博多駅地区では、野球場のグランドを180センチメートル掘り下げ、非常時には13,000トンの調整池にする事業や、公園の地下に15,000トンの大規模な調整池を整備する事業などを行っていました。
 これらの対策を講ずることで、これまでは最大時間雨量59ミリだったものが79ミリの降雨(平成11年6月の集中豪雨の水準)に対応できるようになるとのこと。

博多浸水対策.JPG
 ここは雨水調整池の中。地上は公園。

2006年07月21日

市街地再開発事業

 今日は常任委員会の日。私が参加している都市整備建設委員会の今回の審査項目は市街地再開発事業についてです。
 仙台市ではこれまでに13地区で事業が完了し、約460億円の補助金を交付しており、現在は3地区で事業が進められています。
 確かに、土地の高度利用、道路の整備、防災性の向上などの効果があるのはわかりますが、仙台市施行の仙台駅北部第一南地区(アエル)がうまくいってないだけに、市街地再開発事業に対していいイメージを持てません。
 アエルビルについては、今年の2月議会で質問しましたが、ビルのテナント収入でもって借入金の返済ができず、一般会計などから借り入れを行い、なんとか銀行への返済を行っています。アエルビルに関する仙台市の特別会計を清算すれば、100億円以上の損失が発生すると思われます。
 この他にも、仙台市の不良資産は数多くあります。仙台市の将来を切り開くためには、これら「負の清算」を避けて通ることはできないものと考えます。

2006年06月26日

6月議会を振り返って

 先週、仙台市議会の第二回定例会が終わり、一息。
 私は、20日に一般質問に立ち、①入札制度の改善、②早期是正措置と仙台市の財政、③ごみ処理有料化と松森工場損害賠償問題、④視点を変えた少子化対策などについて質問をしました。
 当局の答弁を聞いていて、これまでとちょっと違うという印象。嫌なことにはあまり答えようとしない感じ。局長たちの答弁も変化した。前市長時代とは異なっているが、これも市長のスタンスを見ての対応なのであろう。
 ただ、当局には説明する責務があります。9月議会では、きっちりと説明責任を果たしてもらいます。

2006年06月08日

6月議会が始まりました

 仙台市議会の平成18年第2回定例会が開会しました。会期は6月23日まで。私は一般質問を予定しています。
 開催初日だから会議が早く終わると見込んで夕方のスケジュールを入れていたら、とんだ見込み違いになってしまいました。
 今日は常任委員会と調査特別委員会のメンバーや委員長・副委員長を決まる案件がありましたが、委員長就任予定の議員が欠席したことや共産党会派が投票戦術を取ったことなどから、やたらと時間がかかってしまいました。
 なお、平成18年度の所属委員会は、都市整備建設委員会と少子化・子育て調査特別委員会です。それに広報委員会のお鉢も回ってきました。

2006年03月19日

子どもの安全教育

 2月定例会が終わると、周囲はすっかり春。七北田川の白鳥も北に帰ったのか姿が見えません。
 この2月定例会は、コメントするの難しい場面が数多くありました。先輩議員が言うには、「こんな議会初めてだ」と。いろんな背景・思惑があるのだろうが、私自身としては、市民を意識しながら、できるだけ冷静に議論すべく議会に臨んでいきたい。
 ところで、報道によると、文部科学省が学習指導要領に新たに子どもの安全教育を盛り込み、子どもたちによる地域安全マップづくりなどを進めるとのこと。
 この議会で、ちょうど「地域の防犯力の向上と地域安全マップ」を取り上げました。子どもたちの被害防止能力の向上を図るうえで、地域安全マップづくりが有効であり、防犯担当の市民局と学校を所管する教育局が連携した取り組みを行うことを求めたところでした。
 文部科学大臣の発言に当然賛同するものであり、文部科学省の積極的な取り組みに期待します。

画像 013.jpg
    地域安全マップの作製風景

2006年03月11日

予算審査の効率化

 2月16日から始まった議会は、代表質疑や一般質問は終わり、今は毎日、予算等審査特別委員会です。この委員会は、仙台市議会の特色のひとつで、全議員60人と市当局が向かい合って、予算科目ごとに一問一答式で質疑を行うものです。
 現在の方式は、議員や当局が市政の問題点や課題を共有できるというメリットはありますが、審査に長時間を要し、今議会では11日間も予定されているほどです。
 また、1人の議員の質疑を59人の議員がただ聞いているだけで、他の議員は議論に参加できず、自己主張やスタンドプレーの場と化すことも多々あります。
 議会運営委員会において、予算委員会や決算委員会の見直しの議論が行われてきましたが、各会派の合意が得られず先送りとなっています。審査の効率化は仙台市議会の大きな課題と考えます。
 

2006年02月24日

行財政改革はどこまで本気!

 今日、仙台市議会で一般質問をしました。アエルビルなどの不良資産の問題、東北ハンドレッドの経営問題、パブリックコメントなどを取り上げました。
 質問するに当たって、相当準備をしてきたつもりでも、結局、質問当日の朝までドタバタ。今日はオリンピックの荒川静香さんのテレビ応援などで大忙し。特に、原稿修正の最終段階でパソコンの電源が落ちるハプニングがありましたが、何とかリカバリーでき、ひと安心。
 私は仙台市の将来を真剣に考え質問しました。答えにくい案件ではあったとは思うが、それにしても当局の答弁にはちょっとガッカリ。市長は施政方針演説で「抜本的行財政改革への挑戦」と述べていたが、今日の答弁を聞く限り、本当にやる気があるのかと疑問符を抱いてしまいした。これから梅原市政をきっちりと見極めていきたいと思います。

2006年02月16日

梅原市長の施政方針

 仙台市議会の平成18年第1回定例会が今日からスタートした。会期は3月17日まで。
 梅原市長の施政方針演説は、事前に骨子が示されていたこともあり内容的には想定内であったが、概して力強いものであったと思う。時代認識や歴史認識は前市長と似て非なるものであり、必ずしも藤井市政の継承ではないとの印象を強くした。
 この議会では、一般質問を行う予定です。市長が示した基本姿勢「都市の経営改革、抜本的な行財政改革への挑戦」に論戦を挑みたいと考えています。

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