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往く年

 年の瀬も押し迫ってまいりました。恒例でお年とりを昨日行い、今日は事務所の片付けです。資料を確認しながらで、なかなか進みません。今年も越年となりそうです。

 平成20年もいろんなことがありました。100年に一度と言われる米国発の大金融危機。これに伴う景気の急激な落ち込みは、日に日に深刻な様相を呈しています。大胆な政策が待たれるところです。

 仙台市政においては、市民の皆さんに負担をお願いする、家庭ごみの有料化が10月1日からスタートしました。ごみ袋の強度や紙類の回収に課題がありますが、今のところ大幅なごみ減量という結果になっています。
 
 師走にかけて政治問題化してきたのが、梅原市長のタクシーチケット問題です。先の第4回定例会で総務財政委員会に梅原市長の出席を求め、梅原市長に質疑を行いました。常任委員会で市長の出席要求を行ったのは、仙台市議会始まって以来のことです。

 総務財政委員会では、委員長である私が市長の出席要求を提案し全会一致で決定しました。議会の中には批判もありましたが、私としては正しい選択であったと確信しています。

 市長のタクシーチケット問題によって市政に対する信頼が大きく損なわれました。そして、市役所の雰囲気もガラリと変わりました。市長の求心力がなくなり、市政のベクトルが方向性を失った感がします。

 梅原市長の任期は平成21年8月までです。態勢を立て直すことができるのか。はたまた、タクシーチケット問題が深刻化するのか。いずれにしても地域経済の悪化を前にして、仙台市政のエネルギーがこの問題に割かれることは大変残念なことです。

 大局を見失うことなく、仙台市の確かな未来と市民の幸福を念頭に行動してまいります。来るべき平成21年が皆様にとって、良い年になりますよう心よりお祈りいたします。

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